『オレときいろ』ミロコマチコ
うっ! まぶしい黄色……これがずっーと続く
はじめは黄色いテントウムシ。
木で休んでいた青い猫が、ぷ〜と飛んでいるのを見つけて、追いかけて、跳んだり跳ねたり、捕まえようとする。
なかなか捕まえられない……夢中になっていると突然! 黄色が騒ぎ出す!
地面がぐらぐら揺れてモグラやミミズ、雑草がムクムク起きてくる、
あっとしていると今度は暴力みたいな風が吹いてもうめちゃくちゃ!
めちゃくちゃに疲れた猫がへたっていると、
うわ! 地面から黄色が吹き出してきた! 虫! 草! モグラ!
今度はなに?! 動物たちが疾走してくる! ライオン! ダチョウ! クマ!
猫、ふっとばされる!
うがーーーーーーーーーーッ!
ミロコマチコさんのダイナミックで迷いのない、エネルギッシュな生き物たちが
見開きいっぱいに『黄色』で描かれれた、目にも心にもまぶしい作品。
こんなに迫力のある絵本ははじめて。もはや絵の暴力。目が痛い。
見ていると活力が沸いてきて(蛍光イエローのまぶしさにどきどきするんです)、
よし、なんかやれそう!(なんとはなしに)と拳をにぎってしまう。
朝、起きがけにパラ見すると、目も冴えるし心拍数もあがるし、いいかもしれません。
明日からやってみよう。